Palm、身売り先探しに苦戦【モバイルキャスト・ニュース】

Palm は、現在の株価では売却先を見つけられる可能性が低く、また最近の同社幹部の動向や主要販売店での販売打ち切りなどが悪材料となり、買収を名乗り出そうな企業も見当たらないと、UBS および Morgan Keegan のアナリストが分析している。

ここで言う幹部の動向には、同社のシニア バイスプレジデントだった Michael Abbott 氏の辞任も含まれる。同氏はソフトウェアおよびサービス部門の責任者として、『webOS』のアプリケーション プラットフォームおよびサービスの開発を率いた人物だ。

また、この動向には、主要幹部のこれ以上の辞任を食い止めることを目的とした報酬プログラムの実施も含まれている。Palm は、グローバル事業担当シニア バイスプレジデント Jeffrey Devine 氏と CFO (最高財務責任者) Douglas Jeffries 氏に対し、同社にとどまることを条件に115万ドルの制限付き株式と25万ドルの現金賞与を2年間にわたり支給することになっている。

スマートフォン メーカーとして『Palm Pre』および『Palm Pixi』を擁する Palm は、先ごろ、身売りを検討していると報じられ、このために Goldman Sachs Group と Frank Quattrone 氏率いる Qatalyst Partners とアドバイザ契約を結んだと言われている。台湾のモバイル端末メーカー HTC が、Palm の保有する膨大な知的財産権を目当てに Palm を買収するかもしれないとの憶測が流れたほか、Research in Motion (RIM) が Palm を買収して、旧式になりつつある自社の『BlackBerry OS』と webOS を統合するかもしれないとの噂もあった。

Palm の目標株価を4ドルとしている UBS のアナリスト、Maynard Um 氏は、19日付のレポートの中で、買収先候補となっている企業の Palm に対する関心は「気のない」ものにとどまっており、Abbott 氏の辞任がさらに事態を悪化させると指摘した。

「この辞任のタイミングからして、買収は差し迫っているわけではないとみられ、一方、幹部の引き留め措置は Palm が社内で直面している課題を反映しているというのが、われわれの見解だ。また、買収先候補とされる企業はどこも、webOS の開発チームを欲しがる (そして必要としている) 可能性が高いと思われる」と、Um 氏は報告書で述べている。(2010/04/21)

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